張り込みは探偵にとって最も重要な調査手法であり、様々な調査現場で多用するのですが、「そこに何時間もいる」ことは想像以上に難しく、場合によっては警察に通報されたりして撤退せざるを得ない状況になることもあります。
張り込みの方法
車で張り込む
車の内で張り込めば周囲に目立たず風景に溶け込むことができるため、最も多用される張り込みの手段であるといえます。実際、探偵に限らず警察などの捜査機関や借金回収でもよく使われています。
ただし車での張り込みを行う場合には周囲の状況などをあらかじめ知っておくべき下記のような事柄があります。
・ 駐車を予定している道路は駐車禁止ではないか
・ 道幅がどのくらいあるか
・ 交通量はどのくらいあるか
・ 周囲の住民の様子
・ 付近の警察署、交番の位置
これらをあらかじめ知っておくことで車での張り込みの可否を考えることができ、失敗するリスクを軽減することができます。
また、車を停める際にも注意する事柄があります。
・ 対象の動く方向に車の頭を向けているか
・ 対象が徒歩移動の場合に車を停めておく駐車場が近くにあるか
・ 車内に人がいることが見えないよう窓にスモークやカーテンが掛けられているか
・ 車内からの視界が確保できているか
立ちんぼで張り込む
立ちんぼとは路上に立ったまま対象を張り込むことを指します。狭い路地や建物内などの張り込みでは車を用いるわけにはいかず、自分の身をさらした状態で張り込みを行う必要があります。それゆえ周囲に目立ってしまい、立ちんぼを行うにあたっては「そこにいる理由を作る」必要があります。
立ちんぼを行うには次のような方法を使います。
・ 対象宅の出入口にカメラや盗聴器を仕掛け、電波が届く範囲に車を停め監視する
・ 近くに喫茶店がある場合は視界が確保されているか確認した上で利用する
・ 管理人のいないマンション等であれば友人と待ち合わせしている様子を装う
・ 建物内であれば周囲にあわせた服装をし、持ち物や仕草なども周囲に合わせる
立ちんぼは周囲の空気を読むことが重要となります。近所の住人がこちらを気にして2・3回見るようになったら直ちに移動したり、管理人や警備員が一度でも気にしたら移動するなど、その場で臨機応変に立ち振る舞わなければなりません。


